今日は午後から絹のような雨・・・ならぬちょっと大雨になってきましたね~;; というくらいの雨の日。
私はKさまと違って雨女ならぬ雪女・・・orz といわれるほど、私が動く時は雨が降ります。。。
さて、今日で5日目の合同作品展。
まだお越しでないお客様も、明日の最終日にお越しの予定を立てていらして下さるお客様も、和洋が織り成す不思議な空間を、遍くお楽しみいただければ幸いです。
今日は会場のお花について・・・。
合同作品展をしましょう! と決まった時に、Kさまに言われた一言。
「お花は襲さんに任せたわ~」
・・・今思えば、私も調子よく「はい」とお返事したものです。
よく考えたら和装と洋装、どちらにもあうお花を準備しなければならないのですから・・・。
多少ですが、花に対する心得はありました・・・が、それゆえに冒険心を持てない。
私はお花は和花が好きなのですが、この季節柄、和花を6日間の間咲かせ続けるのは無理がありますし、それじゃあお花持ちのよい、植木鉢か盆栽にでもしようかなと思ったのですが、後々を考えるとそういうわけにも行かず・・・。
お花持ちの関係で、外せないお花は百合と薔薇だなと思ってはいたのですが、私の脳内では緑の沢山ある展示室を思い浮かべていたのです。
緑の映える庭園が眼下に広がるあの展示室なら、絶対に緑は映えるだろうし、とかく華やかになりがちなお花を使うよりは、どんな衣装の邪魔もしないだろうと。
上京前日、友人にお願いして花屋めぐりをしました。
結局決まったお花はお花持ちの関係で、百合、薔薇、デンファレ、かすみ草の4種類。
緑、グリーンは多めに、水揚げのよいだんどうつつじ、喉によく虫除けの効果も抜群のユーカリ、葉物をわっさりと求めて、車の助手席に水上げ用のバケツを設置し、お花を沢山積んで、横浜を目指したのです。
そして紆余曲折のため、展示準備が大幅に遅れ、お花がそろったのは作品展1日目の午後。
思えば寸胴が苦手なのに(←私は生け花を20年以上習っていたので、花瓶=寸胴に変換されてしまうのですorz)、アートフラワーなんて無理とか思っていたのに、こんな大層なことを引き受けちゃったよと後からになって目頭が熱くなりました・・・。
それでは、ここ数日で撮影したお花の写真をご覧下さいませ。
上京中に立ち寄った談合坂のPAで見つけた水仙の花、それに持ち込んだデンファレとかすみ草にグリーンをプラス。
Kさまのお着物を目立たせるため、全体的に背丈は低めに生けてみました。
今日の状態。
さすがに水仙は駄目になってしまいましたが、お花は持っています。
メイン台のフラワーベース。
大輪の百合とグリーン、談合坂のPAで見つけたクリスマスローズとヒヤシンスで、背丈を低めに。
メイン台に立つ花瓶は、百合とグリーンで大胆に投げ入れ状態な感じですorz
窓辺に飾った花瓶は、グリーンのみで仕上げました。
ナナ'sの後ろに飾った薔薇、名前は「デザート」という薔薇です。
このほか、撮影ブースの前にもお花を生けてあります。
末尾になりますが・・・我が家唯一のDDさんである翠さんを・・・。
明日、最終日となるこの合同作品展ですが、皆様に最後までお楽しみいただけますように・・・(_ _)
今日は、合同作品展の会場である、山手111番館についてお話したいと思います。
イギリス館の南側。
噴水広場を挟んで立っている、スパニッシュスタイルの洋館が、山手111番館になります。
ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭として、ローズガーデンを見下ろす建物は、1926年(大正15年)にアメリカ人のラフィン氏の住宅として現在地に設計、建築されました。
設計者は、べーリック・ホールを設計したJ.H.モーガン氏。
玄関前の3連アーチが同じ意匠ですが、こちらは天井がなくパーゴラになっているため、異なる印象を与えているそうです。
1920年(大正9年)に来日したモーガン氏は、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、この山手111番館は彼の代表作の一つと言えのだそうです。
赤い瓦屋根に白壁の建物は地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りの建物です。
創建当時は、地階部分にガレージや使用人用の部屋、1階に吹抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。
横浜市は1996年に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存・改修工事をおこない1999年から一般公開開始。
館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配し、設計者モーガン氏に関する展示等もおこなわれています。
現在、ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶スペースとして利用されています。
ギャラリーからの写真。
エントランスの写真。
3枚目はパーゴラで咲き始めた藤花。
今日はドールに興味があるというお客様が多くいらしたようです。
また、午後からはYSDをお連れになったお2人さまがゆっくりといらして下さいました。
某さまのお名前のような藤花が咲き出したのが今日であることに、春の訪れを心から感じた次第です(^^*)
作品展3日目となりまして、本日はお花を生けかえる日(と個人的に思っていました)としていたので早めに会場へ。
お水をかえて生けかえるだけでも手の遅い私は2時間ほどかかるだろうと予測してぼちぼちと作業。
1時間半ほどで何とか終了しまして・・・。
今日は午後からお友達が来る予定でしたので楽しみにしていました。
いらしたら下のガーデン喫茶でアフタヌーンティがしたかったのです(^^*)
いらしたお客様をお連れして下のガーデン喫茶でアフタヌーティをしながら、あれこれとお話をして、ローズペリエをいただいて、幸せここちで会場に戻り、Kさまと休憩交代です。
作品をじっくりと鑑賞していただいてからは撮影タイム。